お茶をより深く知るために、茶園について学んでみてはいかがでしょうか。例えば、広大な茶園での年間作業時間は、静岡県の場合で1,000平方メートルあたり約120時間かかるといわれています。

このように手間ひまかけて育まれた茶葉が一杯のお茶になるのだと思うと、いっそう美味しく感じるでしょう。

今回は、「茶園とはどのようなものなのか」とともに、日本一のお茶の産地である静岡県でおすすめの茶園を紹介していきます。

 茶園とは!読み方・歴史

茶園(ちゃえん)とは、お茶の元となる葉をつける「茶の木」を栽培する農園や茶畑をさす言葉です。

では、静岡の茶園はどのようにできたのでしょうか。静岡茶の歴史をひも解きましょう。

静岡茶の祖と言われているのは、鎌倉時代の名僧・聖一国師(しょういちこくし)です。仏教を学んだ宋から帰国するときに茶の実を持ち帰り、故郷近くの足窪(現在の静岡市足久保)にまいたのが、静岡茶の始まりと言われてます。

江戸時代、静岡のお茶は将軍家の御用茶として脚光を浴びるようになります。

明治以降、清水港が開港したことで静岡茶は海外へ。高まる需要から、茶園は増加しました。有名なお茶の品種「やぶきた」が、新種として発見されたのも明治です。

そして現在、静岡県は全国の茶園面積、収穫量のおよそ4割を占める、日本一の茶どころとして、その名をとどろかせています。

 茶園といえばここ!お茶の聖地「静岡の茶園」

茶園といえば、日本一のお茶の産地である静岡県を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか。静岡県は令和元年の農林水産省の調べでは、お茶の生産量だけではなく栽培地面積でも日本一を誇っています。

また、駿河湾を望む茶園や富士山を背景にお茶摘みができる茶園など、多彩な景色も楽しめることができます。

中には観光客向けにお茶摘み体験イベントや直売所を設けているところもあるため、観光スポットとしてもおすすめです。

そして、静岡県内には数多くの産地があり、県公式サイトによると20か所以上存在します。ここでは数ある茶園の中から、おすすめの4箇所をご紹介します。

日本一の茶景の茶畑

自然と調和するようにどこまでも続く、日本有数の広大な茶畑を見ることができるのは、牧之原産地です。開放的で優しい緑の光景が、故郷に帰ったときのような気持ちにさせてくれます。さらに、「大地の茶の間」と呼べるプライベートティーテラスがあり、絶景を見ながらお茶を楽しむこともできます。

目に飛び込んでくる光景そのままに、栽培方法も自然との調和を大事にしています。ヤギに草を食べてもらい、自然循環植物性由来のたい肥を茶畑に使用する「ヤギ農法」が行われていることが最大の特徴です。

季節ごとに表情を変える山々や街の景色も楽しめるため、ゆったりとした時間を過ごしたい方には牧之原産地がおすすめです。

黄金みどり茶園

鮮やかな緑色の茶園を想像している方の多くが、黄金色の茶園を見ると驚くことでしょう。世界中探しても、ここでしか見ることのできない黄金色の茶葉が茂る光景は、周囲の山々の緑と織り成す美しいコントラストを楽しませてくれます。

栽培されている茶の木は、見た目どおり「黄金みどり」という名がつけられた高級緑茶の原料です。冷茶でいただくとアミノ酸の含有量が多く、一口飲むだけで他の緑茶との違いをはっきりと感じることができるでしょう。

標高500メートルの茶園まで登ることは一苦労ですが、出迎えてくれる黄金みどりの美しさは一見の価値があります。

圧巻のパノラマの茶畑

日本観光地100選に選ばれた景勝地、日本平の山頂には、雄大な富士山を背景に青々と茂る茶畑があります。駿河湾を見下ろし、はるか先に伊豆半島が見える絶景のパノラマを楽しみながら、茶の木の香りに心癒されることでしょう。

牧之原産地と同様にプライベートテラスで本格的なお茶を楽しむことができます。ちなみに、プライベートティーテラスは、完全予約制のため事前連絡を忘れないよう注意してください。貸し切り時間帯は90分で持ち込み自由です。

せっかく出かけた観光地が、たくさんの人で賑わっていては景色を満足に楽しむこともできないでしょう。プライベートティーテラスなら、日本屈指の景勝地を大切な人たちとゆったりと過ごしながら堪能できます。

富士山まる茂茶園

富士山のお膝元富士市にも、豊かな茶園が広がっています。いにしえより人々を見守り続けてきた霊峰富士山のもと、雄大な自然の中で日常に縛られない自分らしい過ごし方を見つけてみてはいかがでしょうか。

心和ませる茶の木の緑に囲まれながら、遠くの街の景色を見下ろして無為に過ごすだけの時間が、普段は気付かないようなお茶の繊細な味に気付かせてくれるでしょう。

茶の木に囲まれていただくお茶の美味しさと贅沢な時間を味わいたいときは、富士山まる茂茶園をぜひ訪れてください。

 まとめ

山間部の傾斜地に立ち並ぶ茶の木など、茶園そのものが自然との調和を象徴しています。茶園観光というと従来はお茶摘み体験やお茶の直売ツアー程度でしたが、近年はさまざまなスタイルの観光プランが誕生しています。

こちらでご紹介した4つのスポットのように、自然と茶園の調和を体感しながら、ゆったりとした時間を過ごすことのできる茶園も人気です。

日常とは異なる環境の中でお茶の新たな魅力に触れたい方は、ぜひ茶園へ足を運んでみてください。

CHA NO MA茶の間

最高の景色を、ひとりじめ、茶畑の中の
プライベートティーテラス。

  • 天空の茶の間
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    天空の茶の間豊好園

    息を呑む、絶景の茶畑

    標高350mの山間部 両河内。
    富士山と駿河湾、早朝には雲海が眼下に広がる絶景の中で、心あらわれる時間をお過ごしください。

  • 全景の茶の間
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    全景の茶の間日本平

    圧巻のパノラマの茶畑

    景勝地・日本平山頂。
    富士山と駿河湾、伊豆半島を一望する、絵画のごときパノラマの中、ゆったりとした時間をお過ごしください。

  • 黄金の茶の間
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    黄金の茶の間黄金みどり茶園

    世界にここだけ、黄金の茶畑

    静岡市の山間部、諸子沢。
    ここにしかない黄金色の茶畑を見渡しながら、贅沢なくつろぎの時間をお過ごしください。

  • 大地の茶の間
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    大地の茶の間釜炒り茶 柴本

    日本一の茶景の茶畑

    広大な茶畑が広がる有数の茶産地牧之原。
    一面に広がる茶畑の開放感の中、何も気兼ねすることのない自由な時間をお楽しみください。

  • 富士の茶の間
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    富士の茶の間富士山まる茂茶園

    富士のふもとの茶畑

    富士山のお膝元富士市。
    霊峰富士山を間近に望む雄大な自然の中で、日常から離れ、無為な時間をお過ごしください。

  • 里山の茶の間
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    里山の茶の間深山園

    美しき里山の茶畑

    島田市山あいの村 笹間。
    美しい里山の風景に囲まれ、ゆっくりと流れる癒やしの時間をお過ごしください。

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