日本茶と聞いて、何を思い浮かべるでしょうか?「湯飲みに入った緑色のあたたかいお茶」をイメージする方が多いのではないでしょうか。

昔から日本人に親しまれてきた日本茶ですが、近年では海外からも注目されるようになりました。

とはいえ、日本人であっても日本茶の細かい種類については詳しく知らないという方もいると思います。そこで今回は、日本茶とは何か、その種類や特徴などについてまとめました。

日本茶の基礎知識と生産地

まずは、「日本茶とはそもそも何なのか」「どのような場所で生産されているのか」について確認しておきましょう。

日本茶とは

日本茶とは、その名のとおり日本で作られるお茶のことで、茶葉を蒸して作られる緑茶を指すことが一般的です。

お茶はツバキ科の植物の葉から作られます。中国茶や紅茶も同じ葉を原料としていますが、大きな違いは、中国茶や紅茶は茶葉を発酵させるのに対し、緑茶は発酵させません。日本では茶葉を摘むとすぐに蒸して加熱し、葉の酸化を止めていることが特徴です。

日本茶にもいろいろな種類があります。茶葉の収穫時期や、葉や茎など使う部分などの違い、直射日光に当てずに育てるなどの栽培方法や、茶葉を焙じるなどの加工法の違いによって、さまざまな風味を持つ日本茶が作られているのです。

主な生産地

日本茶は全国各地で生産されていますが、中でも以下の産地は全国的に知られています。

・静岡(静岡茶)
・京都(宇治茶)
・埼玉(狭山茶)
・三重(伊勢茶)
・福岡(八女茶)
・鹿児島(鹿児島茶)

日本茶の原料となる生葉の2019年度の収穫量は、鹿児島県が1位でした。2位が静岡県、3位が三重県です。

一方、2019年度の荒茶(摘みたての茶葉を蒸気で加熱して乾燥させた、未精製の茶葉)の生産量は、静岡県が1位、2位は鹿児島県、3位は三重県でした。

主な日本茶の種類

「日本茶にはさまざまな種類があることは知っていても、具体的な違いはよくわからない」という方もいるのではないでしょうか。ここでは日本茶の種類と、それぞれの特徴について紹介します。

煎茶

いくつかある日本茶の種類の中でも、煎茶は広く知られているお茶です。日本茶流通量の約85%を占めており、日本茶といわれて思い浮かべるお茶は、煎茶であることが多いのではないでしょうか。

煎茶は2種類に分けられます。ひとつは「普通煎茶」で、標準的な蒸し時間で作られます。ほどよい渋みがあり、さわやかな香りが感じられることが特徴です。上級品ほど、この香りや味わいは良くなります。

もうひとつは「深蒸し煎茶」で、普通煎茶よりも2〜3倍長く蒸されたお茶です。普通煎茶と比べて渋みが抑えられ、濃い味わいが特徴です。

番茶

番茶の製法は煎茶と同じですが、原料に使われている茶葉が違います。番茶に用いられる茶葉は夏・秋摘みで、煎茶で使われる茶葉より遅い時期に収穫されます。

使われる茶葉はサイズが比較的大きく、新芽が伸びて硬くなった葉や茎なども使用されます。茶葉が長期間にわたって日光を浴びているので、渋みがやや強いことが特徴です。

玉露

玉露は高級茶として知られている日本茶です。一番茶の新芽が伸び始めてから、直射日光が当たらないように「よしず棚」などで覆って栽培されます。日光に当てないことでうま味の増した味わいになる一方、苦みや渋みは抑えられます。

同じ製法で作られる日本茶に「かぶせ茶」がありますが、これは玉露よりも遮光されている期間が短いものです。

抹茶

抹茶は、茶道で使われている粉状の日本茶のことです。玉露と同じように、直射日光を避けて栽培された茶葉が原料で、茎や葉脈を取り除いた碾茶(てんちゃ)から作られます。これを石臼などで挽き、細かい粉にしたものが抹茶です。

ほうじ茶

ほうじ茶は、見た目が茶色の日本茶です。下級の煎茶や番茶を強火で焙煎しているため、香ばしい味と香りが特徴です。主に葉を原料としたものを「ほうじ茶」、茎を原料としたものを「茎ほうじ茶」と呼び分けることもあります。

高温で焙煎するほうじ茶はカフェインが少ないことも特徴です。含有量は煎茶より少ないとされています。

玄米茶

玄米茶は、高温で炒った玄米などを煎茶や番茶に混ぜたものです。玄米の香ばしい香りが加わって、より豊かな風味になります。

 

日本茶をもっと深く知るための勉強法

日本茶についてもっと詳しく知りたい、淹れ方などにこだわってみたい方向けに、日本茶を学ぶ方法を紹介します。

日本茶の歴史を知る

日本茶の歴史を知りたいなら、日本茶専門団体のウェブサイトや冊子を見てはいかがでしょうか。中でもわかりやすいのが、2019年度の生葉・荒茶の生産量トップ3に入る静岡県の茶業会議所ホームページです。

このサイトの「お茶あれこれ」のページには、お茶の歴史が紹介されているので、平安時代から現代までの流れを知ることができます。
お茶あれこれ|公益社団法人 静岡県茶業会議所

公益社団法人日本茶業中央会では、「日本茶入門 ほっとひといき」という冊子を発行しています。歴史や製造方法、淹れ方など、日本茶の基本的な知識がコンパクトにまとまった1冊です。
資料・出版物|公益社団法人日本茶業中央会

また、日本茶検定を行っているNPO法人日本茶インストラクター協会では、公式テキスト「日本茶のすべてがわかる本」を発行しています。日本茶のことを知るなら、こちらのテキストもおすすめです。
日本茶検定|NPO法人日本茶インストラクター協会

日本茶検定を受検する

日本茶のことを学んだら、NPO法人日本茶インストラクター協会が主催している日本茶検定を受検してみませんか。

日本茶検定は、インターネットがあれば誰でも受検できます。事前に申込みと受験料の振込みをして、受験サイトのIDとパスワードが届いたら準備完了です。60点以上が合格ですが、点数によって1~3級に分けられます。公式テキストで学んだ知識を試してみましょう。

通信教育を受講する

通信教育でも日本茶について学ぶことができます。
日本茶検定を行っているNPO法人日本茶インストラクター協会では、日本茶アドバイザーや日本茶インストラクターになるための通信講座を行っています。

日本茶アドバイザーは初級向けの講座で、通信講座とグループで学ぶスクールの2種類があります。お住まいの場所や学びたいスタイルに合わせて、選択すると良いでしょう。

日本茶インストラクターは中級向けの講座で、通信講座のみです。テキストのほか、映像教材や茶鑑定セットなども使って、日本茶について深く学んでいきます。

お茶を趣味として極めたい方だけでなく、仕事で扱う方にもおすすめです。
通信教育・スクール|NPO法人日本茶インストラクター協会

まとめ

日本茶は、他国のお茶にはない独特の魅力があります。非常に奥が深く、さまざまな味わいを楽しむことができるでしょう。もしも日本茶に興味を持ったのなら、まずはいろいろな味を試してみたり、歴史を学んでみたりすることで、より理解を深めていくことをおすすめします。

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