普段何気なく飲んでいるお茶も、淹れ方ひとつでおいしさが変わります。せっかくお茶を淹れるなら、お茶のおいしさを最大限に惹き出していただきたいものですよね。

ここでは、急須を使った淹れ方とティーバッグのお茶のおいしい淹れ方をご紹介します。

急須とティーバッグのお茶の淹れ方

日本で販売されているお茶には、2つのタイプがあります。急須で淹れるタイプとティーバッグで淹れるタイプです。

それぞれの特徴を踏まえながら、基本となる淹れ方について解説します。

 ティーバッグの特徴

ティーバッグは、天然繊維で作られた不織布や紙製の袋に茶葉が入った状態のことです。ティーバッグといえば、紅茶を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか?

近年では紅茶だけでなく、日本茶やウーロン茶など、さまざまなお茶がティーバッグで販売されています。

ティーバッグのもっとも大きなメリットは、手軽にお茶が楽しめる点です。通常、お茶を入れるためには急須や茶こしが必要ですが、ティーバッグであれば、これらの道具は必要ありません。

個別包装されているものが多いため、保存性が高く、いつでも新鮮なお茶が楽しめるのも魅力的です。

 ティーバッグのお茶の淹れ方

まず、お湯を沸かして、茶葉に適した温度に調節します。温度は、ティーバッグの説明書に記載されている温度で問題ありません。お湯の温度が分からない場合は、湯飲みにお湯を淹れて持ったときに、持ち続けられる、またはちょっと熱いくらいが適温です。

お湯の量は、湯呑みやティーカップの8分目を目安にしてください。ティーバッグを湯呑みやティーカップに入れ、静かにお湯を注ぎましょう。そのとき、ティーバッグに直接お湯を当てるのではなく、湯呑みやティーカップの端から注ぎます。

ティーバッグの説明書に記載されている抽出時間がきたら、ひもを持って4~5回ほど揺らすと、さらにお茶の味が出せます。

その後は、お茶の種類にもよりますが、約20~30秒ほど経過したらティーバッグを取り出しましょう。このときに注意したいのは、ティーバッグに残った最後の一滴も残さず出し、旨みを出すことです。お茶の水面にティーバッグの底を2秒ほどつけておくと、表面張力で水分がお茶の方へ入っていきます。

なお、ティーバッグを入れたままにしておくと、渋みや苦味が出てしまうので、1杯入れたら取り出しましょう。また、1杯目でティーバッグのお茶は抽出されることがほとんどなので、2杯目を淹れる際は新しいパックで再度抽出してください。

 急須の特徴

お茶は急須の素材によっても味が変わるといわれているほど、茶器の中でもとくに急須は重要な道具です。急須には、陶器製や磁器製、陶器と磁器の中間といわれる炻器製、耐熱ガラス製、樹脂製などさまざまな種類が存在します。

まず、陶器製の急須は吸水性に優れ、使えば使うほどお茶の成分が染み込み、味わい深くなる反面、違う種類のお茶を飲むと香りが混ざってしまう欠点があります。また一方で、磁器製の急須は、ニオイ移りはありませんが吸水性や保水性に劣るのです。

炻器製の急須はというと、磁器製と同じくニオイが移りにくい特徴があり、余分な成分を炻器の孔が吸着してくれるのでおいしいお茶が淹れられると言われています。炻器とは焼き物によく使われており、有名な焼き物では常滑焼・益子焼・信楽焼などがあります。

耐熱ガラス製の急須は、お茶の香りや味をストレートに出すほか、色の変化や茶葉が開く様子を直に見ることか可能です。樹脂製の急須は、価格が手頃で割れにくいという特徴があります。

このように、急須には素材によって多種多様な特徴があるので、急須選びから楽しめるのもお茶の魅力であるといえるでしょう。

 急須でのお茶の淹れ方

おいしいお茶を淹れる基本は、茶葉に合った温度です。まずは急須と湯呑み両方に熱湯を淹れ、茶器を温めておきましょう。茶器が温まれば湯呑みのお湯は捨てても問題ありません。

急須に淹れた湯の温度が適温になったところで、1人あたり約3gの茶葉を入れます。茶さじ1杯分を目安に茶葉を入れてください。

急須の蓋をして30秒〜2分待ちましょう。待つ時間は、茶葉によって変わるので茶葉に合わせた時間で待ってください。

複数の人にお茶を入れる際は、湯冷ましや小さめのポットに注ぎ、湯冷ましから茶碗に注ぎましょう。誰でも簡単にお茶を均等に淹れられます。また、注ぐときは最後の1滴まで注ぎきりましょう。

ここでお湯が急須に残っていると、2杯目のお茶がおいしく淹れられなくなるので注意してください。

お茶をおいしく入れる6つのポイント

お茶のうま味を最大限に惹き出す淹れ方には、6つのポイントがあります。それぞれのポイントを押さえて、よりおいしいお茶を淹れましょう。

①水にこだわる

お茶のおいしさを引き出す水は、弱酸性と呼ばれる軟水です。日本の水道水は微酸性の軟水に近いので、水道水を利用できます。水道水を使う場合は、しっかり沸騰させてカルキを飛ばしてから使用するようにしてください。

外国産のミネラルウォーターは硬水が多いため、お茶を入れるのには適していません。硬水でお茶を入れると苦味が強く出てしまうので、ミネラルウォーターを使用したい場合は、できる限り日本産のものをつかうとよいでしょう。

②お湯を沸騰させる

水道水を使う場合は、しっかりお湯を沸騰させることが重要です。沸騰させることでカルキ臭を飛ばすことができます。

このとき沸騰してすぐに火を止めるのではなく、弱火にし、蓋を開けた状態で2〜3分沸騰させ続けましょう。カルキ臭が強い場合は、そのまま5分程度温めると臭いが気にならなくなります。

③お湯を冷ます

お茶を淹れるとき、おいしさの決め手は温度です。茶葉の種類によって適温は違うので、茶葉に合った温度までお湯を冷ましましょう。

茶葉の中には、カテキンと呼ばれる渋み成分が含まれます。この渋み成分は、80度以上になると抽出される特徴がありますので、お湯の温度で渋みやうまみを調節することが可能です。

うまみ成分であるアミノ酸は、50度以上の低温で抽出される性質があります。低温でお茶を抽出した場合は、渋みを抑えたまろやかな味を楽しめるのです。

温度調節のコツは、湯呑みにお湯を注げば5〜10度下がると覚えておきましょう。この方法を利用して、一度お湯を湯飲みに注ぎ、適温になったら急須に戻すという方法もあります。

④温度の目安

沸騰したお湯は、100度です。それをそのまま湯呑みに注ぐと、約85~90度まで下がります。

お湯の温度は、湯気から判断することも可能です。湯気の勢いがいいときは約90度、湯気が横に揺れながら高く上がっている場合は約70度、かすかに湯気が見える場合は約60度と、大まかな目安を覚えておきましょう。

⑤茶葉の量はきちんと守る

お茶によって茶葉の適量は異なります。例えば、煎茶なら1人あたり2g~3gが目安ですが、玉露なら3〜4gが目安です。

おいしいお茶をいただくために、お茶の種類ごとに目安となる量は必ず守りましょう。

⑥抽出時間を守って注ぐ

抽出時間もまた、お茶の種類によって異なります。煎茶では20~30秒、玉露では120~150秒が目安ですので、静かに待ちましょう。

長く抽出しすぎると、苦味や渋味が強く出てしまいますので注意してください。

まとめ

お茶は、淹れ方ひとつで味が変化するほど繊細な飲み物です。おもてなしをするときはもちろん、自身で楽しむためにも、おいしいお茶の淹れ方をマスターしましょう。

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