香ばしいかおりと味が特徴のほうじ茶。最近はその人気が高まり、さまざまな商品が販売されるようになりました。コンビニエンスストアやスーパーなどで見かけたことがある、という方も多いのではないかと思います。
そこで今回は、ほうじ茶の人気について調べてみました。自宅で作れるほうじ茶アイスのレシピも紹介していますので、ぜひ参考にしてください。
アイスも人気急上昇!ほうじ茶商品が増えている理由
スーパーなどの飲み物コーナーやスイーツコーナー、街中のカフェやレストランなどで、以前よりほうじ茶商品を見かけることが増えました。その中でも、ほうじ茶アイスは人気で、有名アイスメーカーも販売しています。
しかし、なぜこのようにほうじ茶はいま人気が上昇しているのでしょうか。
主な理由として、抹茶のようなお茶のスイーツメニューとして、SNSなどを中心に若い女性から注目されているということが挙げられています。特に大手カフェチェーンのフラペチーノなどは、ほうじ茶人気により拍車をかけているといえるでしょう。
ここからは、ほうじ茶が日本人に愛される理由と、魅力的なほうじ茶商品について紹介します。
今も昔も日本人に愛されるほうじ茶
そもそもほうじ茶とは、どのようなお茶なのでしょうか。茶色い色をしているので、緑茶とは違うお茶ではないかと思う方もいるかもしれませんが、実は緑茶の一種であることを知っていましたか?
ほうじ茶は、煎茶や番茶、茎茶などの茶葉を焙煎して作られたお茶のことをいいます。火にかけて炒ることで、あのような茶色い色をしているのです。気分がリラックスするような香ばしいかおりと、すっきりとした爽やかな味わいが好まれ、昔から多くの日本人に広く親しまれています。
また、茶葉を焙じることによって、緑茶の成分であるタンニンが少なくなります。タンニンは、緑茶の苦味のもととなっている成分です。このタンニンが少なくなったほうじ茶は、緑茶の特徴である苦味や渋みが減っていて飲みやすくなるといわれています。
ほうじ茶は、緑茶やコーヒーよりカフェイン含有量が低いことも特徴で、健康志向が高い方にも人気があります。
さまざまなほうじ茶商品
近年のほうじ茶人気の高まりから、さまざまなほうじ茶商品を各メーカーが販売しています。
ほうじ茶アイスやほうじ茶プリン、ケーキやパフェなどのスイーツ、ほうじ茶ラテなどの飲み物は、見かけたり買ったりしたことがある方も多いのではないでしょうか。有名なお菓子メーカーや大手コーヒーチェーンなどでも、ほうじ茶商品を展開しています。ほうじ茶を使ったメニューを専門にしたカフェも見かけるようになりました。
お茶やスイーツ以外なら、ほうじ茶を具材やスープに使用した「ほうじ茶ラーメン」、ほうじ茶とそば粉で作った「ほうじ茶そば」、ほうじ茶を出汁に使用した「ほうじ茶鍋」など、食事系の商品も登場しています。どれもほうじ茶の特徴である香ばしさや爽やかさが生かされており、独特の味わいを楽しむことができるでしょう。
自分で作れる!おいしい「ほうじ茶アイス」のレシピ
自宅で作れるほうじ茶レシピも、各メディアなどで紹介されています。手軽に作れるスイーツは人気があるため、自宅で作ったり、SNSに投稿したりしている人が多くいます。
今回はその中でも、簡単に作れるほうじ茶アイスのレシピを紹介します。アイスなら他のスイーツよりも時間がかからず、空いた時間にサッと作ることができるでしょう。少ない材料で作れるレシピなので、ぜひ一度作ってみてください。
材料(2人分)
まずは、ほうじ茶アイスの材料を紹介しましょう。
・ ほうじ茶…ティーバッグ1個
・ 水…60cc
・ 卵…1個
・ 砂糖…40g
・ ホイップクリーム(生クリーム40g + 砂糖小さじ1)
これだけの材料があれば、ほうじ茶アイスは簡単に作れます。たくさん作りたいという方は、これらの分量の割合を崩さないように、作りたい量に合わせて増量してください。
作り方
材料の準備ができたら、ほうじ茶アイスを作っていきましょう。こちらのレシピでは、ハンドミキサーを使用します。手で泡立てても良いですが時間がかかるので、持っている方はハンドミキサーを使うことをおすすめします。
簡単ほうじ茶アイスのレシピ
1. 生クリームと砂糖を合わせてハンドミキサーで泡立たせ、ホイップクリームを作る。9分立てくらいの固さが目安
2. 水を鍋で沸かし、ほうじ茶を3分ほど濃いめに煮出す。その後、粗熱をとっておく
3. 卵黄と砂糖をボールに入れてハンドミキサーで泡立てる。白くなって、もったりするくらいが目安
4. 3に2を少量ずつ加えて混ぜる
5. 1のホイップクリームを2回に分けて4に混ぜる。混ぜ終わったら、バットに移して冷凍庫で冷やし固める
固まるまでの時間は、3時間くらいです。ほうじ茶の香ばしさの中に、ほんのりとした甘さを感じるアイスに仕上がります。ほうじ茶がさっぱりとしているので、甘いものが苦手な人でも食べやすい味に仕上がるでしょう。
20分ほどあればできる簡単なレシピなので、ぜひ試してみてください。
まとめ
苦みや渋みといった味のクセが少ないほうじ茶は、普段から飲むお茶としてもおすすめです。どんな食事にも合い、カフェインも少なめなので水分補給用の飲料としても適しています。同じほうじ茶でも産地や製造過程で味わいが変わりますので、飲み比べてみるのも良いでしょう。
飲むだけでなく、スイーツや食事の材料としても活用できるほうじ茶。今回紹介したほうじ茶アイスのように、自宅でできる簡単なレシピもいろいろとあります。さまざまなシーンで、ぜひほうじ茶を味わってみてください。